森林施業について

間伐作業について(切り捨て間伐・搬出間伐)

植えた木が大きくなるにつれ、木と木の間が混み合ってきて日が当たらなくなり、木が成長できなくなります。 そこで間伐を行い、木の本数を減らし木の成長を促します。
下の写真のように間伐が遅れると、ひょろ長い木になってしまい 風害、雪害で折れてしまうことがあります。

また間伐には、手入れのために行う切り捨て間伐と、手入れと収穫を兼ねた搬出間伐があります。
搬出間伐は、木材価値が低迷している現在、採算性の見込める林地で行います。
搬出の方法としては、架線集材と、作業道を開設し高性能林業機材で搬出する方法があります。

手入れが遅れると、雪害で木々の枝が折れてしまうことがあります。

間伐を必要としている山の例

  • 早急に間伐を要する林地

    下草、下層木が生えていない山地
    (太陽の光が入らず木の成長が阻害されている)

    写真右)奥は間伐ができており下草・下層木が生えているが、手前は間伐が遅れている。

  • 早めに間伐を要する林地

    下草、下層木はまだ生えているが、四方の木に枝が接している林地

  • 間伐を必要とする林地

    おおむね40年生までの木で、過去10年で間伐をしていない林地

間伐作業の例